本当に事実なのか徹底検証!出会い系サイトの会員数の謎
2016年7月、スマホからハッピーメールにアクセスすると、そこにはパソコン版のトップページには書かれてないことが書かれていました。
真ん中にど〜んと、
累計登録数
1200万人突破
という文字がありました。
ご存じの方も多いかもしれませんが、ハッピーメールは他の出会い系サイトと違って今まで会員数の公表はしてなかったんです。
とは言ってもハッピーメールも2007年か2008年頃までは会員数を公表していました。確か2009年に桃華絵里さんと桜井莉菜さんがイメージガールに起用される前ぐらいまでですかね。
あくまで私の個人的な記憶なので若干ずれがあるかもしれませんが、多分その頃までは会員数の公表をしていました。
だだ、この会員数もあくまでハッピーメールの広告内に○○○万人という感じで記載されていただけです。
そして、その会員数はこれもまた記憶は曖昧ですが確か300万人台だったと思います。
という訳で、2007年か2008年頃までは会員数を公表していたハッピーメールですが、その頃を境に会員数の公表をやめてしまいました。
公式サイト上にはただ一言、
「日本最大級の会員数を誇る」
とシンプルに書かれているだけでした。
私はこれを「王者の余裕」と感じました。
言ったもん勝ちのような意味のない会員数の発表競争に巻き込まれたくない。という意思を感じました。
言ってみれば、
「日本最大級」
これだけで十分なんですね。他の2番手3番手と比較する必要が無いんです。
というように、会員数を公表していないハッピーメールだったんですが、2015年11月30日に思いも寄らない形でハッピーメールの会員数が日本中に知れ渡ったんです。
そうなんです。ハッピーメール運営会社の社長が逮捕されたんです。
そして、その逮捕のニュース内でハッピーメールの会員数が約800万人と公表されてしまいました。
ちなみに、どのメディアの記事を見ても「約800万人」というのは同じでした。なので、この人数はあくまで警察の発表だと思います。
なお、この逮捕された社長ですがその後不起訴になりました。
この不起訴で分かるように、今回の逮捕はどう考えても無理があったと思います。ハッピーメールは業界の最大手なので見せしめ的な逮捕だったんでしょうね。
という訳で、前置きが長くなりましたが、ハッピーメールの、
「累計登録数1200万人突破」
の公表を受けて本日(2016年7月15日)当サイトで掲載している5つのポイント制出会い系サイトの会員数を公式ホームページで調べてみました。
なお、なぜ定額制サイトを調べて書かないかというと、無料で登録できるポイント制と違い定額制は最初に必ず料金を支払わなければ会員になれません。なので、ポイント制と比べると定額制の会員数は少なくて当たり前です。そんな中で両方を一緒に並べて書くと誤解を招きかねないからです。
というわけで、各サイトが公表している会員数です。
- ハッピメール 1,200万人
- YYC 1,000万人
- イククル 800万人
- PCMAX 700万人
- ワクワクメール 530万人
当サイト内のYYCのページで、YYCの1,000万人はちょっと盛り過ぎなんじゃない。って感じのことを書きましたが、そもそもこれらの会員数は各サイトが勝手に言ってるだけなんですね。別に第三者的な機関が調べて発表しているわけじゃ全くありません。
まぁ言えば、「当社調べ」といった類です。外部からは全く謎で分かりようがありません。ですので、言ったもん勝ちみたいなもんです。
そこで、ある公平な基準で各出会い系サイトの会員数の発表が本当に事実なのか調べてみました。
Googleキーワードプランナーで調べる
では、公平な基準ということで世界中で一番情報を持っていると言われるGoogleさんに聞いてみましょう。
ということで、Googleが提供しているWEBサービスの
「Googleキーワードプランナー」
で調べてみました。
※2016年7月15日調査
このキーワードプランナーは、あるキーワードがGoogleでどれだけの回数検索されているかを調べることが可能なんですね。
そこで、各出会い系サイトのサイト名がどれだけ検索されているか調べてみました。
では、公表の会員数が多い順番からの結果です。
ハッピメール 1,200万人
☆キーワード「ハッピーメール」
月間検索回数 550,000
☆キーワード「ハピメ」
月間検索回数 33,100
ハッピーメールは「ハッピーメール」と「ハピメ」をプラスして583,100です。
YYC 1,000万人
☆キーワード「YYC」
月間検索回数 246,000
☆キーワード「ワイワイシー」
月間検索回数 22,200
YYCは「YYC」と「ワイワイシー」をプラスして268,200です。
イククル 800万人
☆キーワード「イククル」
月間検索回数 74,000
☆キーワード「イクヨクルヨ」
月間検索回数 60,500
イククルは「イククル」と「イクヨクルヨ」をプラスして134,500です。
PCMAX 700万人
☆キーワード「PCMAX」
月間検索回数 368,000
☆キーワード「PC MAX」
月間検索回数 18,100
☆キーワード「ピーシーマックス」
月間検索回数 27,100
☆キーワード「ピシマ」
月間検索回数 210
PCMAXは「PCMAX」と「PC MAX」と「ピーシーマックス」と「ピシマ」をプラスして413,410です。
ワクワクメール 530万人
☆キーワード「ワクワクメール」
月間検索回数 450,000
☆キーワード「ワクメ」
月間検索回数 2,400
ワクワクメールは「ワクワクメール」と「ワクメ」をプラスして452,400です。
というように、各出会い系サイトの月間検索回数を調べましたが、この回数が多いのか少ないのか基準が分かりにくいと思います。
そこで、当サイトを見られている男性なら一度は検索したであろう「無修正動画」というキーワードを調べてみます。
☆キーワード「無修正動画」
月間検索回数 673,000
そして、無修正動画の一番人気のサイトである「カリビアンコム」では、
☆キーワード「カリビアンコム」
月間検索回数 550,000
男性向けがあれば女性向けということで「ダイエット」では、
☆キーワード「ダイエット」
月間検索回数 673,000
はからずも、「無修正動画」と「ダイエット」は同じ673,000回で「ハッピーメール」と「カリビアンコム」はこちらも同じ550,000回でした。
という訳で、結果が出たんですが、あえて多い順に並べたりはしませんし、どこが盛り過ぎだとかの指摘もしません。
何故ならば、一応今回は会員数が多いサイトはサイト名で検索される回数も多いだろう。という仮説により調査したのですが、決して月間検索回数が多いからといって会員数が多いとは限らないからです。
そして、多分ですが「YYC」や「PCMAX」のように英字のサイト名は検索者が思いもよらないキーワードで検索している可能性もありますし、そのあたりのキーワードを今回は拾ってません。
そもそも、既に会員の人はブックマークに入れているでしょうし、その場合は今回の月間検索回数に含まれません。サイト名単独での検索はまだ会員になってない人がほとんどでしょう。
とは言え、今後会員になろうとする人が多いでしょうから、少なくとも各出会い系サイトが独自に「当社調べ」といった類で公表している会員数でなく、「Googleキーワードプランナー」という第三者の公平な基準で比較したので大きくは外れてないと思います。
どちらにしても、今回の調査結果はあくまで参考程度にして下さい。そもそも一番大事なのは会員数の多い少ないではなく実際に出会えるか出会えないか。ですからね。